「職場で自分の『こだわり』が強すぎて、周りと衝突してしまう…」
「手順の変更や、突然の割り込み仕事が入ると激しいストレスを感じる」
「ルーティンワークばかりだと、今度は退屈すぎて頭がおかしくなりそう…」
自分のこだわりや完璧主義、あるいは多動傾向が原因で、職場で生きづらさを抱えていませんか?
私自身、ASD(こだわり・過集中)とADHD(不注意・多動)の両方の特性を持っています。
かつては自分の正義感を押し通して衝突したり、割り込み指示にパニックを起こしたりと、職場でのストレスでボロボロになっていました。
しかし現在では、「人間関係の折り合い」と「業務の仕組み化」を進めることで、ストレスを激減させ、むしろ社内で高い評価を得られるようになりました。
今回は、「こだわりが強くて職場で生きづらい」と感じている方が、今日から試せる5つの実践的ノウハウをすべて明かします。
1. コミュニケーション:「正義感」は捨て、「沈黙は金」と割り切る
こだわりが強いと、職場のやり方や同僚のミスに対して「それ、絶対に間違ってます!正しくはこうです!」と、正論をぶつけたくなってしまいます。
しかし、どれだけ自分が正しくても、職場において正論のぶつけ合いは100%人間関係の悪化(衝突)に繋がります。
- 「沈黙は金」を徹底する:
違和感を覚えても一呼吸置き、「これは自分の強いこだわりではないか?」「今ここで言っても消耗するだけではないか?」と自問自答します。衝突の回数を減らすことが、最大の自己防衛です。 - 服薬(ストラテラ等)で感情をマイルドに:
私の場合、主治医と相談してアトモキセチン(ストラテラ)等を適切に服薬することで、湧き上がるイライラや「論破したい欲」がマイルドになり、冷静にスルーできるようになりました。
2. 割り込み対策:電話や突発の依頼を「仕組み」で徹底排除する
ASD傾向のある人間にとって、作業中に突然「これやって!」と入ってくる割り込み仕事や、鳴り響く電話の音は脳をバグらせるレベルの激しいストレスになります。
これを根性で耐えるのではなく、「物理的に割り込めない仕組み」を自分で構築しました。
- 問い合わせのGoogleフォーム化:
口頭や急な電話での依頼を減らすため、依頼窓口をGoogleフォームに統一。「ここから入力してください」というフローにしました。 - 電話が鳴らない仕組みと自動化:
社内の連絡をチャットツールに集約したり、よくある質問はPythonやGAS(Google Apps Script)で自動応答・自動処理する仕組みを推進。突発的な割り込みそのものを減らしました。
3. タスク管理:有料ツール不要!「スプシ1枚」でやるべきことを可視化
指示が飛び交うと「何から手をつければいいか分からない」とパニックになりがちです。
これを防ぐために、「ここさえ見ればやるべきタスクがすべて分かる場所」を1つだけ作ります。
- Googleスプレッドシート(スプシ)で一括管理:
高額なタスク管理ツールを使う必要はありません。スプシ1枚に「今日やるタスク」「納期」「進捗」をズラリと並べます。 - 視覚的安心感を得る:
「これさえ見て順番に潰していけば大丈夫」という状態を作ることで、脳のキャパシティを無駄に使わずに済み、パニックを防げます。
4. 多動・退屈対策:「ルーティンは自動化」して、新しい刺激を作る
ここで一つ大きな問題が出てきます。
こだわりが強く割り込みに弱い私のようなタイプは、本来「デスクワーク」が圧倒的に向いています。
しかし、ADHD特有の「多動・退屈への強い苦痛」があるため、毎日同じルーティンワークばかりだと、今度は退屈すぎて脳が限界を迎えてしまうのです。
この「こだわり(安定を求める)」と「多動(刺激を求める)」の矛盾を解決したのが、ルーティンの自動化でした。
- つまらないルーティンはPython/GASで消し去る:
データ入力や集計などの退屈な定型業務は、プログラミングを使って勝手に自動で終わるようにスクリプトを組みます。 - 生まれた余白で「新しい構築(刺激)」に没頭する:
ルーティンを自動化して浮いた時間で、新しいシステムの構築や業務改善、高難度の資格勉強(応用情報や中小企業診断士)など、「過集中を活かせるクリエイティブな課題」に挑みます。
退屈を「自動化への情熱」に変えることで、多動のエネルギーを最高の成果へと変換できるようになりました。
5. 物理環境:「端の席」と「耳栓」で刺激を遮断する
最後に、最も手軽で効果が高いのが物理的な環境調整です。
会社側に「人目が気になりやすく、音に過敏な特性がある」ことを伝え、合理的配慮として「壁際の端の席」への移動と「ノイズキャンセリング耳栓(デジタル耳栓)の着用」を認めてもらいました。
人の往来や爆音タイピングなどの無駄な刺激をカットすることで、自分の世界に没頭して安全に作業できる「砦」を確保しています。
まとめ:自分の特性を理解すれば、職場は「攻略できるゲーム」になる
かつての私は、自分の強いこだわりや生きづらさを「自分が未熟だからだ」と責めていました。
しかし、自分の特性(ASDのこだわり・ADHDの多動)を正しく理解し、
- 正論を言わずにスルーする(服薬と割り切り)
- 割り込みを仕組み(Googleフォーム・自動化)で減らす
- スプシでやるべきことを1箇所に可視化する
- 退屈なルーティンは自動化し、新しい課題に没頭する
- 端の席と耳栓で刺激を防ぐ
という環境調整と仕組み化を行った結果、ストレスは激減し、社内での評価(給料)も大幅にアップしました。
生きづらさを抱えているなら、自分を変えようとするのではなく、「どうすれば自分が快適に動ける仕組みを作れるか」に視点を変えてみてください。
小さな仕組みの工夫ひとつで、あなたの職場環境は劇的にラクになりますよ!
⚠️ 免責事項
※当記事は著者個人の実体験に基づくものであり、特定の処方薬の効果や職場環境の調整を保証するものではありません。服薬や働き方の調整については、必ず専門医や職場の担当部署にご相談ください。


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